top of page
An end[N_Back Then]昔の話2#01
2248年11月某日。
6区UエリアU荘1-B。
シュ、シュ、シュ、シュ、シュ。
「ただいまー。……ナオキ?なんで朝から包丁研いでんの?」
「切れ味わりーんだよ、これ」
「ふーん?なんか作るの?」
「ジェン、今日の晩飯何がいい?」
「お味噌汁かなー」
「豆腐のやつ?」
「ダイコンとネギがあれば最高よねー」
「ははっ、わかった」
「ナオミとさ。イーストにあるバーの面接行ってきた」
「どーだった?」
「現役トリルが落ちるわけないじゃん。フロアに即採用!」
「おー!!やったなー、ジェン」
「へへ、アリガト。そんでさ。男の募集はしてないか、あたし聞いてみたのよ」
「男って、おれのこと?」
「あんた以外にいないじゃん。でさ、バーテンダーなら条件次第で、って」
「サンキュ。そんで、条件って?」
「オレより強いこと、だってさ」
「店主つえーの?」
「イーストのドンだよ。ムキムキマッチョ」
「ふーん」
「あんたも背伸びてケンカ強くなったじゃん。そのバトル、あたし見たいし。面接いこーよ」
「おっけ。ありがとう、ジェン」
「いつにする?今日行く?」
「いや。今日は仕事がある。明日以降」
「今日も行くの?面接行ったらいいんじゃない?」
「ははっ。ま、ケジメくらいつけねーと」
bottom of page


